「SUPER MINIMAMU」

ブランド名を”JAM HOME MADE & ready made”に変更、

更に東京店を原宿・明治通り沿いに移転し、
ユニセックスブランドとしての新たなチャレンジに乗り出した2005年。

現代美術の2つの概念に触発され、”SUPER MINIMUM”のテーマのもと
あらゆる人々に愛される新しいスタンダードを志向する。

『ミニマリズム』
1960年代から主にアメリカで幾何学的な抽象を極限まで押し進めていくことにより、絵画や彫刻を本質的要素に還元しようとする運動。
ヨーロッパでおこったコンストラクティヴィスムの流れを引くもので、均質化された単一のイメージ、格子(グリッド)を基本とした並列による画面構成。
工場でつくられた工業製品のような作品は、一部の展覧会では「プライマリー・ストラクチュアズ」と呼ばれた。
分かりやすい代表例は、SF映画の最高傑作「2001年宇宙の旅」に登場する黒い板モノリスで、このモノリスのモデルとなる作品を制作したのが、ミニマリズムを代表する作家の一人ジョン・マックラーケンである。
また、1966年にNYで開催された「プライマリー・ストラクチャーズ」展は、若きジョン・マックラーケンや、ドナルド・ジャッド、ソルル・ウィットら42名が出品し、彼らの作品の際立った特徴は、シンプルな形体と色彩の要素に還元された立体にあり、どれもステンレスやアルミ、プラスティック、ファイバーグラス、蛍光管などの従来の彫刻の素材からは外れた工業材によって作られ、製作も工業製品と同じ発注製作だった。
「プライマリー・ストラクチャーズ」展に出品した20代30代の新進作家のそれらは、「スペシフィック・オブジェクツ(特殊な物体)」と称され、同時代に開花した、ポップ・アートとともに現在にも非常に強い影響を持ち続けている。

『スーパーフラット』
ルイヴィトンとのコラボレートでも有名な村上隆が提唱したのが始まり。
日本古来の屏風画、絵巻物、襖絵、浮世絵などの日本画の表現形式、主に線と色面を使った平坦な絵画空間と、
漫画やアニメの表現形式に共通項を見出し、伝統的な日本画とアニメーションのセル画とに共通して見られる造形上の特徴を抽出した概念。
いわゆるオタク文化を日本古来から続く様式であると解釈し、疎まれがちであるそういったカルチャーを肯定しようとするムーヴメントでもある。