JOY DIVISION『UNKNOWN PLEASURES』のパルサー図を平面から立体に起こす事で全く新しい見え方が生まれる。

 

※パルサー図とは…秒あるいはミリ秒の単位の短い周期で放射されるパルス状の電波を図形化したもの。
JOY DIVISION『UNKNOWN PLEASURES』のジャケットに書かれている絵は、1900 年に発見された惑星
＜CP1919＞のパルサーを、グラフィックデザイナー＜ピーター・サヴイル＞がデザインとして引用した。

 

手での製作に不向きな部分のみを抽出、
データ変換した事で、より精工に2 次元から3 次元に置き換えられ、
初めて表れる無機質に立ち上がる壁や、真に鋭い稜線を創出。

3 次元上の軸変換(X- 幅-、Y- 奥-、Z- 高-) で、

立体化が困難な山脈の頂上「エッジ」と、

滴り、垂れ落ちる「メルト」の2 つの見え方を同時に製作。

様々な金属加工をハンドメイドで行ってきたからこそ表現できる、

マシーンメイドならではの良点を注出した。

“ハンドメイドにある温かみを、マシーンメイドでも失いたくない”その想いから、
3D プリンター(Solidscape 3Z MAX2) が原型を製作中の音源をカセットテープに録音。

着用と同時に製作音で聴覚を刺激し、無機質なプロダクトに温度を持たせようと試みている。